Gitを初めて扱うひとのためのガイドプロジェクトです。
- もし手順にあやまりがあればぜひ教えて下さい!
- 各コマンド実施時に表示されるメッセージはよく読みましょう!
- 問題が起きていることに気づかずどんどんコマンド実行して気づいたらめちゃくちゃに・・・というのはあるあるです。
- エラーで困った際にはチャットなどでスクショや画面録画などをつかいつつ説明いただけると解決までの時間が早くなります!
- わからない言葉やコマンドはぜひ調べてください!
- このハンズオンでは専門用語を把握しなくてもGitの基本的な操作はできるようになることを目的としています。
- しかし、Gitを使う上で専門用語は避けて通れません。ハンズオン完了後や別課題の合間でよいので調べてみてください。
Git for Windows またはWSL2を準備してください。
ターミナルを開いてください。
WSL2を使う場合はWindowsの公式インストール手順を参考にしてください。
WindowsでのWeb開発にWSL2は必要になりますが、インストールでつまってしまう場合、今はGitのみの利用なのでGit for Windowsをインストールしましょう。
次のコマンドを実行してgitのバージョン情報が表示されたらOKです。
コマンドの先頭にある$
はコマンドを実行することを意味します。
$
は入力しないでください。
$ git --version
GitHubに登録したユーザー名とメールアドレスの設定を下記のように実行してください。
$ git config --global user.name "GitHubのユーザー名"
$ git config --global user.email GitHubに登録しているメールアドレス
- 公式サイトや他のサイトを見ながら、GitHub アカウントを作成してください。
- 個人メールアドレスを公開したくない場合、GitHub アカウント作成後に確認できる、受信専用のメールアドレス入手をわすれずに。
- 公式サイトや他のサイトを見ながら、GitHub 個人アクセストークンを作成してください。
- 二種類ありますが
Fine-grained personal access tokens
が推奨です。 - 有効期限は無期限で構いませんが、無くしたり盗まれたりしないようにしてください。
- 書き込み権限は明示的に与える必要があります。忘れるとこの後 push で躓くので注意しましょう。以下のいずれかで可能です。
方式 | 操作 |
---|---|
Fine-grained personal access tokens |
Repository access ・・・All repositories または作成済の操作したいリポジトリを選ぶPermissions ・・・contents : Read and write |
classic |
リポジトリを条件に含められないので repo にチェック。 |
リポジトリの作成をしてください。
リポジトリ名: github-handson
それ以外は何も入力しないでOKです。
…or create a new repository on the command line
に今回使うコマンドがすでに記載されています。
git remote add origin ...
というコマンドをコピーしてメモ帳かなにかに残しておきましょう。
なお、そのときにキャプチャの赤丸部分がHTTPSを選択していることに注意してください。

ターミナルを開きます。
まず、プロジェクトを配置するディレクトリ(フォルダー)を作成します。
ここは個人の環境によって変わる部分です。
場所は任意ですが、例示しておきます。
ディレクトリの作成はコマンドを使います。
Windows
$ cd c:/
$ mkdir projects
$ cd projects
$ pwd
c/projectsとなっていればOKです。
Mac
$ mkdir projects
$ cd projects
$ pwd
/Users/PCのユーザー名/projectsとなっていればOKです。
自分がどこにプロジェクトを配置したか忘れないようにメモしておきましょう。
また、ソースコードをどこに置くかはOSや個人の好みによります。
時間があるときでいいのでWindows ソースコード 置き場所
などで調べてみてください。
Gitで管理するプロジェクトを作成します。
$ pwd
projectsディレクトリ配下であることを確認する。
github-handsonディレクトリを作成して移動します。
$ mkdir github-handson
$ cd github-handson
$ pwd
github-handsonディレクトリに移動できていることを確認する。
ファイルを作成します。
$ echo "# github-handson" >> README.md
$ ls
README.mdが表示されること。
$ cat README.md
# github-handson
と表示されることを確認する。
$ git init
Initialized empty Git repository
というようなメッセージが表示されることを確認する。
ブランチ名をmasterからmainに変更してください。
$ git branch -M main
$ git status
On branch main
と表示されていればOKです。
$ ls -a
.git
というディレクトリが作成されていることを確認しましょう。
まずは
$ git status
変更内容をステージング(add)します。
$ git add .
$ git status
表示内容を読む。
Changes to be committed以下はこれからコミットする変更の一覧を表しています。
変更内容をコミットします。
$ git commit -m "README.mdを追加"
念の為コミットができているか確認をします。
$ git log
ログは最初は読みづらいですが、今回は「README.mdを追加」という文言が表示されていることを確認してください。
コミットができているか確認できたらGitHubにpushします。
GitHubのどのリポジトリにpushするかを設定します。
ただし、下記コマンドは「小山のリポジトリ」へpushすることになりますので自分のリポジトリ用にコピーして控えていたものを使ってください。
$ git remote add origin https://github.com/yoshi-koyama/github-handson.git
GitHubのmainブランチにpushします。
$ git push origin main -u
GitHub のユーザー名とパスワードを聞かれますので入力してください。
ユーザー名はアカウント開設したときの名称で、リポジトリ URL に含まれています。
パスワードは、GitHub 個人アクセストークン(PAT)です。
すでにお伝えしたとおりですが、PAT で書き込み権限が与えられていないとエラーになります。
また、パスワードは入力しても表示されませんが、入力されています。
これは盗み見に対するセキュリティ対策です。
push時にはerror、fatal、failed、rejectedなど何らかの問題が起きたようなメッセージが表示されていないかよく確認しましょう。
pushできたらGitHubの自分のリポジトリにアクセスしてみましょう。
README.mdがpushされているか確認してください。
お疲れさまでした!