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このページは Renesas Electronics RZ/G シリーズ (RZ/G1x, RZ/G2x) に関するメモページです。ボードの使用や入手先などについては 開発ボードのページ を参照してください。
Renesas では独自コア搭載の RL78, RX, RH850 などの後継として 2013 年から出している ARM コア搭載プロセッサの RZ ファミリ のうち、ハイエンド製品として RZ/G ファミリを展開している。シリーズとしては Cortex-A9 搭載で内蔵メモリが大きい (10MB の SRAM を搭載) RZ/A シリーズが最初にリリースされ、その後リアルタイム性能重視の RZ/T シリーズに次いで 3 番目のシリーズで Open OS (Yocto Linux) 環境向けのハイエンド製品としてリリースされたのが RZ/G シリーズです。
また「RZ/G Linuxプラットフォーム」という場合 SoC 単体やボード単体ではなく「①RZ/Gプロセッサ」、「②Linuxパッケージ」、「③クラウド開発環境」、「④ミドルウェア」、「⑤量産可能な開発ボード」の 5 つの要素をまとめたものを指す。逆に、それらをまとめて提供していること、開発環境やミドルウェアなどまでの検証を行っているという特徴がある。
そのうち Linux パッケージに関しては Linuxカーネルやデバイスドライバ、H.264 CODEC、GStreamer、OpenGL、セキュリティ、GUIフレームワークなどをパッケージ化しており、GUI フレームワーク部分は Ver.1 では Qt のみだったが 2017/10 リリース予定の Ver.2 で HTML5 にも対応する。
RZ/G ファミリ最初の世代。
高性能32ビットRZ/G1プロセッサは、1GHz以上のArm®Cortex®-Aコア、3Dグラフィックスエンジン、フルハイビジョン(HD)ビデオエンジン、セキュアIP、およびPCIe、SATA、SATA、Gbit Etherなどの高速インターフェイス、および産業分野の組み込み機器に必要なその他の周辺機能が搭載されています。
BSP のビルドに必要なソースは github に公開されている (プロプライエタリドライバは別途ダウンロード)。それを使ったビルド手順については eLinux サイトに掲載されている。Gecko を含めたビルドを行う手順に関しては meta-browser repo の wiki を参照してください。各ボード毎、Gecko バージョン毎のビルド手順などが書かれています。
- eLinux - RZ/G
- meta-browser wiki
コンソールへのアクセスはボード上でのターミナルの他、DBG ポートに USB 接続して cu でコンソール接続するか、PC/Mac からネットワーク共有をして割り当てられている IP アドレスに対して ssh 接続する。
その他、meta-browser の wiki を参照: https://github.com/webdino/meta-browser/wiki/Tips-RZ-G1E
- プレスリリース
- 2015/04 複数の動画処理や3Dグラフィックスに対応したHMIソリューション 「RZ/Gシリーズ」を製品化
- サンプル価格はRZ/G1Eが4,000円(税別)となっております。量産は、2016年7月より開始し、2017年7月には合計で月産10万個を計画しております。
- 2015/04 複数の動画処理や3Dグラフィックスに対応したHMIソリューション 「RZ/Gシリーズ」を製品化
- APS マガジン
- Renesas Edge
- 2013/08 APS -ARM PARTNERS SUCCESS - Volume.7
RZ/G ファミリ 2 世代目。RZ/G1 は 32bit だったがこちらは 64bit (Cortex-A53,57) になっており、BSP も 64bit 限定でのサポートになっていることに注意。